アメックスプラチナの特典は買いか? ゴールドに比べるとどうなのか? 検証1ページ。
アメックスプラチナの特典はアメックスブランドの実質最高峰グレートといって差し支えないでしょう。実際にはアメックスブラックと通称されるセンチュリオンがありますが、これは少々別格。アメックスのプラチナ所有をしていれば、アメックスの範囲では上り詰めたと思っても大丈夫。
アメックスプラチナは年会費で見ると10万円超の破格。これだけ見てもその凄さが分かろうというもの。特典は仔細に検証されており、アメックスはプラチナで「カード会員とはかく扱われるべし、特典はかくあるべし」というアメックスモデル設定を狙ったようですが、実際のところはどうなんでしょうか?
アメックスでは'06年2月より、プラチナの下位ランクであるアメックスゴールドの特典を大幅にグレードアップさせた事で格差が縮まるという皮肉も起きました。プラチナカードの特典も当然に格上げされる予定ですが、現在は過渡期ともいえる時期であり保険内容など、随分と「かぶった」印象を受けるのは私だけでしょうか。
アメックスプラチナの特典と年会費価格には賛否こもごもですが、概ね「特典の価値を感じている」というユーザーが多いようです。というか、年間10万円も出しておきながら価値を感じていないという恥ずかしい言葉は吐けないと見ることもできます。
アメックスプラチナの特典のありがたみを揺らすもう一つの要因はセゾン・プラチナ・アメックスカードの存在でしょう。セゾンとアメックスの提携によって実現されたカードですが、スポーツクラブ年会費無料であるとか、世界500ヶ所以上の空港でのラウンジサービスなどの特典も見劣りしない内容に見えます。
これで年会費は2万円ちょっとなのですから、本家アメックスプラチナ会員からしたら「?」を感じているかもしれません。
アメックスプラチナと更に細かく特典を比較しても24時間デスクサービスもあり、なかなか差別化が難しいところ。小市民的ユーザー心理をあおる「お手軽アメックスプラチナ」といえます。但し、問題は「アメックスプラチナがお手軽でいいか」というハイソな疑問。大昔、ベンツが190eで墓穴を掘りかけた事を思い出します。
アメックスプラチナの特典というかシステムで面白い話しを一つ。セカンドカードというシステムです。「アメックスプラチナは、それだけでハイソを示すお札」としての特典があるわけですが、面白い消費者心理ですが、「場合によってはハイソに見られたくない」という事に対応するもの。
アメックスプラチナ会員でありながら、アメックスゴールドやアメックスグリーンを2枚目のカードとして持てるというのです。つまり「アメックスプラチナを人前で出すとかえって見せびらかしているようで心苦しい」と思う会員に対しての特典といえるでしょう。
アメックスプラチナのサービスには満足しているので、高額な年会費にも納得するが、人前では「あなたと一緒」を装わせてくれるという不思議な特典です。アメックスプラチナが全体主義の日本人気質を鋭く突いた特典といえるでしょう。
アメックスプラチナのプロモーションとしてアメックスは「ゴールドやグリーンの使用実績からインビテーション(ご招待)が適当と判断した方のみ、特典盛りだくさんで特別にご案内」としています。このあたりもスノッビーな感覚を刺激しますね。